unplugged

アンプラグド[unplugged]: 生楽器だけで演奏すること

女王蜂というバンドについて

女王蜂はね

やってる事はバンドなんだけど

人々を呪縛から解き放つ

呪詛師軍団だと思う。


なんでそう思うの?って方。

Q →   十 →  聖戦

の順番で女王蜂聴いてみてね。

これを音楽でやるなんて…って

私は衝撃を受けました。

 

https://youtu.be/EOMRwB5hqug


人には自分の努力次第で

変えられる運命と

どうにもならない

持って生まれた宿命がある。


持って生まれたどうしようもないもの。

例えば、生まれた環境や性的趣向。

そういう「なんで私が…」と

思ってしまう類のものに対して

「全部は手に入らないよ。」と

歌っているのがアヴちゃんなんです。

 


「呪い」って人の願望や理想や

本音の部分かなって思います。

そういう

「実現できない葛藤や恨めしい人の想い」

(呪い)を

祓ってる呪詛師。

人々の呪いを浄化してる人。

それがアヴちゃん。


自分たちの表現で

制限をして普段生きてる人々に

「自分の可能性を殺しているのは

他人ではなく自分だよね。」って

説き伏せるのではなく気づきを与える。


自分自身が散々自分を呪って

そこから自分を解放して

色々諦める事はあるけど

それでも自分の人生を生きるって

こういう事だよね。って

気持ちの良い潔さがある。

 


アダルトチルドレンと違うのは

自分でどうにもならない宿命を

受け入れる為に諦めている点。


アダルトチルドレン

自分の生い立ちや持って生まれた環境に

くすぶる思いが残っていて

その火花を散らして炎を燃やして

怒りや悲しみに支配されてしまう。


まだ期待しているのかな、と思うんです。

まだ甘えたいのかな、と思うんです。

自立を拒否してるのかな、と思うんです。

本音はまだ甘えたいから。

 

 

例えば。

親から虐待を受けて

本来与えられるべき愛情が正しく

与えられなかった事による渇きがある場合。


本音は「愛されたかった」という

満たされなかった思いがある。


「愛されたかったのに

愛されなかったんだ!」と

呪うように生きていくのと

「生まれは選べない。

でも生まれてきてよかったと思える

瞬間もあるから。」と

前を向いて生きていこうとする

「差」は絶対にある。


その「差」ってなんだろうねって

歌ってるのがアヴちゃん。


センシティブだけど

前を向いて生きるための根本を

女王蜂は歌っているし表現しているから

感動するんだと思う。


理想と現実の狭間で揺れ惑い

それでも理想を見失わないのが

厨二病ならそれともちょっと違う。


生きていくための死活問題というか

生きる根本というか

避けられない事を

自分次第でどうにでもなるよね!

自分で自分をこの上ないくらい

まず愛してみよう。

自分で自分の人生を切り開こう。と

モラトリアムを超えて

自分で自分を鼓舞して

強く生きる手段が女王蜂。

 

 

清く楽しく美しく

何処か怪しく慎ましく

何より誰しも愛らしく。

 

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呪いを祓わないといけないのでアー写が強めです